診療案内

もの忘れ外来

認知症の方が対象の外来です。認知症の進行を遅らせる薬(抗認知症薬)の投与を行います。

もの忘れ外来

認知症の進行が中等度以下の患者様は、お薬の処方に加えて、ご希望の方は、併設のデイケアでリハビリテーションも平行して行います。リハビリテーションには、コグニサイズを含んでいます。コグニサイズとは、国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算やしりとりなど)を組み合わせた、認知症進行予防を目的としたプログラムです。コグニサイズでは、リズムに合わせた運動と認知課題の2つを同時に行うことで、脳の活動を活発にする機会を増やします。また、最近はフレイル(筋力低下を主とする身体能力の低下)と認知機能低下の関係が明らかとなっていることから、下半身の筋力アップによって、認知症の進行抑制を図ります。
併設のデイケアの送迎可能範囲は、春日井市の松原中学校区、柏原中学校区、鷹木中学校区、東部中学校区、西部中学校区の西部中学校より東側地区、小牧市の上末・下末・高根・桃ケ丘・古雅・城山・篠岡・光が丘です。また、送迎可能範囲外でもご家族が送迎される場合は利用可能です。
また、デイケアの利用は希望しない、もしくは、デイケアの送迎範囲外の患者様で、月に2回以上の頻度で通院できる方は、クリニック内のトレーニングルームで簡易的なコグニサイズや下半身の筋力トレーニングを無料で受けることができます。

認知症予防外来

軽度認知障害の方が対象の外来です。

認知症予防外来

軽度認知障害とは、もの忘れはあるが、日常生活に支障がない状態です。
認知症の一歩手前の状態とも言えます。症状が軽いので、加齢に伴う通常のもの忘れと区別がつきにくく、ご家族や自分自身でさえも見過ごしてしまう場合がありますが、高齢者の4人に1人は軽度認知障害と推定されています。
うつ病と似た症状を呈するため、正確な診断が必要です。軽度認知障害の方は、年間で10~15%の方が認知症に移行すると言われており(厚生労働省)、軽度認知障害のうちに発見し、早期に対策を行うことで改善が見られたり、発症を遅らせられる可能性があります。
治療は、「もの忘れ外来」のところで説明がありますが、コグニサイズを含むリハビリテーションが中心となります。ご希望の方は、サプリメントも用います。このサプリメントは、日本認知症予防学会が科学的に認知症予防効果があると認証したものです。

特殊外来

双極性障害
(躁うつ病)外来

双極性障害(躁うつ病)外来

当院は、現在、認知症を主に診療していますが、近隣に双極性障害(躁うつ病)を適切に診療する医療機関が無くなってしまったため、双極性障害の診療受け入れを再開することにいたしました。
双極性障害(躁うつ病)は、診断・治療ともに難しいため専門とする医師も少なく、双極性障害と診断されていても適切な治療が行われていないケースや、精神科は臨床検査がなく残念ながら誤診が多いため、うつ病と誤診されて抗うつ薬(双極性障害には効果はありません)を投与されている場合もよく目にします。
当院医師は、双極性障害の治療経験が豊富で、症例数は3,000人を上回ります。
もし、双極性障害と診断を受けていても、症状が良くならない場合や、うつ病と診断され長年治療を受けているが症状が良くならない場合は、当院にお問い合わせください。
双極性障害外来は、インターネット予約はご利用できません。必ず当院あて、お電話いただき、双極性障害外来について、まずお問い合わせください。医師が直接、状況をお聞きした上で、初診受付を行います。
なお、双極性障害は、治療が難しいため、当院で必ず症状が改善することを保証するものではありませんことをご承知願います。

診療機器

CT
CT
「当院では最新式の画像診断装置を導入しています。脳を輪切りにした画像だけでなく、縦切り、横切りにした画像も見ることができます。
TDAS
TDAS
認知機能を数値で可視化できるTDASを導入しています。患者様の負担を最小限にして、認知機能を測定します。
コグニバイク
コグニバイク
コグニバイクは、コグニサイズ(リズムに合わせた運動と認知課題の2つを同時に行うことで、脳の活動を活発にすること)のために、国立長寿医療センターが開発した、最新の「脳トレマシンです。